10月に行われた『AKB48グループじゃんけん大会』上位7人で結成された新ユニット「じゃんけん民（みん）」が12月21日にリリースするシングルのタイトルが「逆さ坂」に決まり、アートワークとミュージックビデオ（MV）が一斉に解禁となった。

じゃんけん大会7代目女王“たなみん”こと田名部生来（たなべ・みく、24）が苦節10年、初センターを務める「逆さ坂」（さかさざか）は、“こぶし”で勝ち取った演歌調歌謡曲。総合プロデューサーの秋元康氏が「上り坂も下りの坂も　向きを変えりゃ　みんな同じ　つらいことも楽しいことも　同じ数だけやって来る」と田名部にエールを贈るような歌詞を書き下ろした。ジャケットは“演歌のキングレコード”らしい、かつてのアナログ盤のようなデザインとなっている。

渡辺麻友、柏木由紀と同期の田名部がこれまでに選抜入りしたのは、2010年の「第1回じゃんけん大会」で12位となり、19thシングル「チャンスの順番」（同年12月発売）を歌った1回のみ。「センターに立たせていただいていることは自分自身も動揺しています」と戸惑いつつも「もともと日本の文化が大好きなので、すてきな楽曲をいただけて、とてもうれしく思っています。そして、歌詞に自分が応援されているような気分になり、励まされてます」と胸中を明かした。

MVでは、田名部、湯本亜美（19）、込山榛香（18）、渋谷凪咲（20）、福岡聖菜（16）、竹内彩姫（17）、野澤玲奈（18）のメンバーが扮する架空の大人気歌謡曲ユニット“じゃんけん民”が、コンサートで「逆さ坂」を披露。しかし、ステージ上でくしゃみをするたびにおばあさんになったり若返ったりと大騒ぎとなり、あげく、週刊誌では「ホントはお婆さん!?」と年齢詐称疑惑まで持ち上がる。

田名部は「みんながおばあちゃんになる姿がおもしろおかしくて、笑いが絶えなかったです。みんなのお芝居も上手で見どころも満載です。そして、メイクさんの技術がすばらしすぎて、将来的にはこうなるのかと思うと、実は今から震えています」と裏話を披露。「誰もが歌いやすい曲だと思いますので、これからの忘・新年会でぜひ歌っていただけたら」とアピールするとともに「もしかすると世界進出もありえますよね!?」と野望ものぞかせている。

この面子の時点で売ろうとも売れるとも思ってねぇなこりゃ

実際のところ何枚が損益分岐点なんだろ？