夏まゆみさんがこれまで手掛けたアーティストは、300組以上にも及ぶそうです。

代表的なグループでは、「モーニング娘。」「吉本天然素材」なども。

モーニング娘。の独特な振り付けは公開してすぐに注目されました。

モーニング娘。の当時のメンバーは「つんく♂さんは生みの親、夏先生は育ての親」と話しています。

短い期間でたくさんの振り付けを習得させなければならないため、過酷な練習を課すことが多い夏まゆみさん。

テレビ東京系『ASAYAN』ではそのスパルタ教育ぶりが注目され、「厳しい夏先生」のイメージが定着していきました。

音楽番組の中で作詞家・作曲家と同じように振付師の名前もクレジット表示するよう働きかけた夏まゆみさん。

振付師の業界地位向上に尽力しました。

夏まゆみさんが、AKBの振付師をしていたのは、2年間ほどと言われています。

AKBは2005年にデビューしているので、2007年頃まで担当していたという事になりますね。

しかし、夏まゆみさんがAKBに関わったのは、ダンスだけではありませんでした。

自身のブログで 夏まゆみさんは振り付けという作業に入る前に、まずプロデューサー仕事に取り掛からなくてはいけなかった、と書かいています。

メンバーを決めるだけではなく、ステージデザイン、MCの台本など、夏まゆみさんがやっていたそうです。

AKBの担当になる前からすでにハロプロの振付師として注目されていた夏まゆみさん。

時間的にも物理的にも、AKBの振付師やプロデュースをするのが難しい状況だったのではないでしょうか。

実際に、ハロープロジェクトには他の振付師がおらず夏まゆみさんがハロプロ全体の振付を担当していました。

当時、夏まゆみさんの睡眠時間は5日で8時間くらい、とも言われ1日で1.5時間くらいしか睡眠時間を確保できなかったそうです。

そんな中AKBが結成され、忙しいスケジュールの中で秋元康さんからすべてを任された夏まゆみさん。

実際に、すべてを完璧にすることは難しかったのではないでしょうか。

夏まゆみさんとAKBの運営側とで揉めて辞めたのではと、その頃ファンだった人は言っています。

忙しいスケジュールの中で、秋元康さんからすべてを任され現場の指揮を取っていた夏まゆみさんを面白く思わないスタッフも少なくはなかったようです。


その中で、夏まゆみさんが指揮を取ることに、面白くないと思うスタッフも居たかもしれません。

自身のブログでも、AKB関連の事については暫くの間、口にしてこなかった…いろんな事があったからね、と語っています。

当時、モーニング娘。と掛け持ちでAKBの振付をしていた夏まゆみさん。

もちろんどちらのグループにも思い入れはありました。

しかし、だんだんと両天秤にかけているような気になってしまった、とブログで語っていました。

モーニング娘。とAKB48はライバルとも言えるアイドルグループです。

夏まゆみさんは、現場で「モー娘。〇〇に張り合う気あるの？」「そんなんじゃモー娘。には遠く及ばないよ！」とAKBにプレッシャーを与える、モーニング娘。比べるような発言をしていたこともあったようです。

練習中、モーニング娘。は必至にダンスを覚えようとするのにAKBのメンバーは全然練習をしない、と激怒することも。

夏まゆみさん本人も、両天秤にかけたくないと頭では考えていても、どちらのグループにも頑張ってほしいから、と指導をしていてもどこか矛盾が生じていることに葛藤があったのでしょう。

実際に夏まゆみさんがAKBの振付師を担当していた時期は、まったく売れていませんでした。

だからと言って振付師を辞めたわけではないようです。

実際に、夏まゆみさんの指導を受けていた一期生は、卒業後も夏まゆみさんを慕っていました。

夏まゆみさんが辞めた理由に、総合プロデューサーの秋元康さんが関係しているのでは？という声もあります。

夏まゆみさんは、AKB48の立ち上げから関わりメンバーのオーディションにも同席していたと言われています。

プロデューサー的な仕事をするなか、2人の意見もぶつかり合いもあったのではないでしょうか。

しかし、これは夏まゆみさんと秋元康さんとの信頼関係から成り立っていることだと思うので、噂にしかすぎません。