新田恵利さんは80年代アイドルとして1985年におニャン子クラブの会員番号4番としてデビュー。

ソロ歌手としても活動し、デビュー曲の「冬のオペラグラス」は新田恵利さんの代表曲ですね。

上福岡市立第一中学校（現・ふじみ野市立福岡中学校）を卒業し、埼玉県立福岡高等学校を卒業後、芸能活動に専念しています。

新田恵利さんは、小学生のころあまり目立つ存在ではありませんでした。

この頃の夢は、お嫁さんになることだったそうですが中学に入ると、おしゃれな服を着たり海外旅行に行くことに憧れていました。

高校2年生のときに、先輩から『オールナイトフジ女子高生スペシャル』への応募を薦められ応募。

芸能界には興味がなかった新田恵利さんでしたが、このオーディションの合格賞品がハワイ旅行だったため受けたそうです。

残念ながら、ハワイ旅行を獲得することはできませんでしたが。

このオーディションをきっかけに11人で「おニャン子クラブ」が結成。

おニャン子クラブ入りついても、新田恵利さんが当時時給380円で不二家のアルバイトをしていましたが、1回の出演で日給5000円貰える方が魅力的だったからです。

さらに番組に出演するのは”週3日”とスタッフにシフトをお願いするなど、アルバイト感覚で仕事をしていたと本人はお話しています。

『夕ニャン』に出演後、すぐに自分は芸能界に向いていないと思ったそうです。

実際に、番組スタッフに辞めたいと伝えたこともあるようですがこのタイミングで当時のおニャン子クラブのメンバーを不祥事で半分になってしまい、辞めることができませんでした。

おニャン子クラブとして活動する中、父親の死やメンバーの中からソロ歌手デビューを果たすなど活動を続けていた新田恵利さん。

おニャン子クラブを卒業した1990年3月に「作詞家になりたい」と芸能界を一時引退。

3年間芸能活動から離れています。

実家に戻り執筆活動などをしていましたが、生活できるほどの収入にならないため、25歳で芸能界に復帰。

29歳のときに、親族から人気アーティストのライヴに行きたいと頼まれ、特番『復活夕やけニャンニャン』の広報担当で1歳年下の男性に相談。

このことがきっかけで交際に発展し、約3ヶ月後に彼のプロポーズを受け結婚しています。

新田恵利さんは、埼玉県上福岡市(現・ふじみ野市)です。

実家の詳しい場所は公開されていませんが、「おニャン子クラブ」時代はたくさんのファンが訪れてきたそうです。

当時、一部のファンに実家の傘や植木鉢、表札などが盗まれる、ストーカー化したファンの車に母親がひかれるなど今では考えられない状況でした。

また、ファンに自分の部屋を荒らされるなどの被害にあい警察に相談をしますがこの時はストーカーという言葉も、規制もなく警察にも有名税としてあしらわれていました。

新田恵利さんの両親は、再婚同士で新田恵利さんの10歳上の姉、3歳上5人家族です。

新田恵利さんは、父親が56歳のときにできた子だそうです。

新田恵利さんのお父さんは、新田彦太郎さんと言い大工さんをしていました。

新田恵利さんが小学校に入学したときには、包丁とリンゴを渡し「皮をつなげてむけるようになりなさい」と、家事のしつけには厳しい人だったそうです。

中学3年生のときに、父親が救急車で搬送されたことがありました。

医者から飲酒をやめるないと長生きできないと言われながらも、父親はお酒を辞めずとうとう働くことができなくなりました。

ちょうど新田恵利さんが高校に進学するときに、父親が働けなくなったため、新田恵利さんは不二家でバイトを始めます。

さらに、母親もパートで働きますが生活は苦しく新田恵利さんは私立の高校の進学をあきらめて公立の高校に進学していました。

そんな中、高校2年生のときおニャン子クラブとして芸能界デビュー。

ソロデビュー直前の1985年のクリスマスイブに、新田恵利さん父親は亡くなりました。

新田恵利さんのお母さんは、新田ひで子さんと言います。

お母さんはポジティブで元気、明るくて冗談が好きな人で、人当たりも良く誰とでも仲良くなる人だったそうです。

2014年、母親は骨粗しょう症で背骨を圧迫骨折して入院。

このことがきっかけで要介護4に認定され、新田恵利さんは介護生活がスタートしました。

新田恵利さんは、このときヘルパーや看護師などが受講する「おむつフィッター」の資格も取ったそうです。

6年半の介護生活を送り、お母さんは2021年3月に92歳で旅立ちました。

新田恵利さんには、10歳年上のお姉さんと、3歳年上のお兄さんがいます。

二人とも一般人なので、名前や顔写真は公開されていません。

新田恵利さんのお母さんが介護が必要になったときに、独身のお兄さんと共に在宅介護を始めたそうです。

それまでお兄さんは東京の飲食店で務めていましたが、介護をするために転職をしています。

新田恵利さんの母親の介護生活は、2014年から6年半でした。

圧迫骨折で入院した母親は、退院の日になっても自力で立ち上がることができず家に帰ってもほとんど寝たきり状態でした。

要介護4になったお母さんを、新田恵利さんは旦那さんとお兄さんと一緒に介護していたことになります。

お母さんが旅立ったあとには、自身の経験を活かして介護に関する講演活動や『悔いなし介護』という書籍を出版しています。