記事の前半から中盤で倉木麻衣の人気曲ランキングTOP10を、後半でTOP11～30を一挙にご紹介します。

倉木 麻衣（くらき まい) 本名は非公表。
生年月日: 1982年10月28日
日本の女性歌手
活動期間: 1999年~現在
出身地: 千葉県船橋市出身, デビュー後大阪府枚方市に転居
血液型: B型
所属レコード会社: Being
所属レーベル: NORTHERN MUSIC
所属事務所: LOOP

父親はフジテレビの時代劇ドラマで主演を務めアイドル的人気を誇った俳優で現在は実業家、CMディレクター、映画監督の山前五十洋。祖父は詩人及び出版社経営をしていた山前実治。叔母は女優の滝沢れい子。

倉木は小学校6年生の時ピアノを習っていて、その頃から音楽に関わる仕事をしたいと考えていたそうです。そのピアノのレッスンの中に先生から「あなたはピアノより、歌が向いている」という言葉を受け、歌手を志しました。中学生になると、マイケル・ジャクソンのビデオを見たことをきっかけに洋楽を聴くようになり、マライア・キャリー、ホイットニー・ヒューストン、ローリン・ヒルなどからも影響を受けるようになりました。

高校は聖徳大学附属高等学校に入学しましたが当時その学校は芸能活動が一切禁止されていたため、芸能人や著名人が多く通い、そしてレコード会社（大阪）からも近い京都の立命館宇治高等学校への編入し、歌手として既に成功している傍ら大学にも通いとおしました。
17歳の夏、学校の夏休みを利用し、ボストンでデビューに向けたレコーディングを行い、10月アメリカのインディーズレーベル・Bip! Recordより、全米デビューシングル「Baby I Like」をMai-K名義で発売。12月8日、ビーイングから日本デビューシングル「Love, Day After Tomorrow」をリリースして彼女の日本でのアーティストライフがスタートしたのです。

彼女の歌唱力を構成する最大の特徴としてあの美しいウィスパーボイスが挙げられます。決して音程を外さず、最後まで伸びきる力があるので、あれほど澄み切った声をだすことができるのでしょう。

2000年4月発売 3rdシングル

「Love, Day After Tomorrow」に続く自身2番目の売り上げ枚数（出荷ベースではミリオン達成）で、初動売上は自身最高を記録しました。後に頻繁に担当することになるアニメ・『名探偵コナン』とタイアップし、オリコンによる同アニメ関連のシングル売上では、2016年現在歴代1位である。また、本曲が用いられたEDではヒロイン・毛利蘭が本曲を歌う設定となっていて倉木麻衣の中では一番知名度の高い曲となっています。
PVは渋谷公会堂で撮影され、観客が誰もいない中、ラジカセのスイッチを入れて歌うというものになっている。また、撮影にはビデオではなくフィルムが使われていてノスタルジーを感じられます。
この作品は長いことメディアで生披露されることがなく、発表してから14年後の2014年12月26日のテレビ朝日系「ミュージックステーションスーパーライブ2014」でようやく初披露されました。

デビュー当初は学校の友人にすらデビューのことを打ち明けておらず、友人が雑誌を持ってきて「倉木麻衣って歌手ってまいちゃんじゃないの？」と言われ、倉木は「ほんとだ似てるね」と言い返し、自分が倉木麻衣であることを否定していて、後にその時の友人に秘密にしていたことを歌詞にしたのがこの曲だそうです。

2017年4月発売 41thシングル

CDシングルとしては「無敵なハート/STAND BY YOU」以来約2年8月ぶりで、劇場版『名探偵コナン』シリーズの21作目『名探偵コナン から紅の恋歌』主題歌として書き下ろされました。倉木が『名探偵コナン』の主題歌を歌うのは21回目で最多となり、同一作品の主題歌の最多記録としてギネス世界記録に申請し、同年7月25日に「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」として認定されました。
PVでは十二単を纏い楽曲同様和の雰囲気をした特徴的で優雅な内容となっています。名探偵コナンの映画主題歌としては、およそ2年ぶりに4月14日放送の『ミュージックステーション』において同楽曲が十二単の衣装で披露されました。
オリコンは週間5位だったものの2010年代倉木作品の中で最高の売り上げをほこり、, iTunes、レコチョク、ドワンゴ、Billboard Japanで1位を獲得しています。

2000年3月発売 2ndシングル

ミリオンセラーこそ達成できなかったものの、初のオリコンシングルチャート首位を獲得し、前作に続きこの作品もノンタイアップにも関わらず出荷枚数100万枚を超え、自身の歴代シングル売り上げ枚数第3位を獲得しています。初出演した2003年の『第54回NHK紅白歌合戦』で京都の東寺にて歌われました。
倉木が自身の楽曲の中で最も気に入っていると話しているバラードタイトルです。サビも良いのですが、Aメロ冒頭のタイトルである「Stay by my side…」から始まる歌詞も最高に良いです。
この曲も前作同様Cybersound（サイバーサウンド）が作編曲を担当しました。Cybersoundとはアメリカのボストンにある音楽制作チームで、Perry Geyer、Michael Africk、Miguel Sá Pessoaらが所属しており、日本では倉木麻衣に焦点を当てて楽曲提供をしています。シンセサイザーの音色が特徴的です。

1999年12月発売 1stシングル

初登場の18位から着実にセールスを伸ばし、最高2位にランクイン。1ヶ月以上かけて140万枚のセールスを記録し、FM・AMラジオ各局の1999年12月度最多パワー・プレイを獲得しました。
1990年代では最後発のミリオンセラー作品です。（「90年代最後の達成作品」としては、宇多田ヒカル「Addicted To You」の1999年11月22日付け達成が最後となる。）
歌詞は「今日はダメでも、今度君に逢うときは、きちんと伝えられる自分でいたい」というテーマで作成されました。
2005年にNHKが行った『スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜』の56位にランクインし、『第56回NHK紅白歌合戦』で歌われた。
90年代ヒップホップの随所に取り入れられていたレコードをスクラッチするようなサウンドが散りばめられていて時代を感じられる一曲です。また持ち前の美しいウィスパーボイスはこの頃既に健在していて、デビューから方向性が完成していたことが伺えます。