名前：野沢直子(のざわ・なおこ)
本名：ナオコ・オークライヤー(野沢さん曰く、正しい発音はオークレアー)

生年月日：1963年3月29日

出身地：東京都

身長：158cm

所属事務所：吉本興業

野沢直子さんが芸能界入りしたのは1983年のこと。

きっかけは、高校生だった時に所ジョージさんが司会をしていた素人参加番組『ドバドバ大爆弾』というテレビに出演し、その時にある大物お笑い芸人の目に留まったからなんだそう。

初めは劇団テアトル・エコーに所属した野沢直子さんですが、芸風が合わない為あっさり退団。その後、吉本興業に所属することになりました。

野沢直子さんの同期にはあのダウンタウン、ハイヒール(モモコ・リンゴ)、トミーズや清水ミチコさんらがいるそうです！

いやはや、すごい時代ですね。

「夕やけニャンニャン」や「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」、「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」や「笑っていいとも！」など、当時を代表するバラエティ番組には軒並み出演していたような感じですね。

そんな野沢直子さんですが、実は血縁関係が超スゴイ！

祖父は小説家の陸 直次郎(くが・なおじろう、本名 野沢嘉哉)さん、祖母は小唄のお師匠様、父親は馬主クラブ「東京ホースレーシング」の創業者、叔父は声優の野沢那智さんと、まぁなんともびっくりするような家系に生まれていらっしゃいます。

で、ご本人の仕上がりがこんな感じというのは…どこかでDNAが失われたのでしょうか(笑)

そんなお父さんの破天荒エピソードの中でも、つい最近「実は隠し子がいた」ということがテレビでも放送されていました。

しかもタイ人とのハーフということで、これまた驚きです。

野沢直子さんのはちゃめちゃっぷりはこのお父さんから受け継がれてきたと言っても過言ではない気がしますね。

1989年から1991年まで放送された(関東ローカルのみで数えると1988年から放送)、フジテレビの人気深夜バラエティ番組「夢で逢えたら」に出演していた野沢直子さん。

「夢で逢えたら」は当時まだ若手芸人だったダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコさん、そして野沢直子さんらがレギュラー出演し、深夜帯にも関わらず最高視聴率20％をたたき出すなど、まさにオバケ番組と呼べる番組でした。

当時の野沢直子さんの芸風というか、テレビに出ていた時の印象は「目ん玉かっぴらいてぎゃーぎゃーわめいている人」という程度のものだったのですが(すみません、あまりきちんと見た記憶もないのですが…）

それでもその存在感が異彩を放っているのは一目瞭然で、「なんだかよく分からないけど気になって見ちゃう」という部分もあったと思います。

そのキャラクターでバラエティ番組に引っ張りだことなった野沢直子さんは、本当に大人から子供まで知っていると言っても過言ではないお笑い芸人さんでした。

当時の野沢直子さんといえば、こんなイメージですよね(笑)

今でこそ個性的なタレントさんは大勢いらっしゃいますが、30年くらい前の当時の芸能界ではかなり特殊な部類に入る人間だったのではないでしょうか。

そういうところが人気の秘訣だった気もするんですが…本人はそれを気に病んでしまったんですね。

そんなこんなで、表向きは「お笑いの修行のため」ということで単身渡米した野沢直子さん。

周りからは「1年も2年も日本のテレビに出なかったら、忘れられちゃうよ」と心配されたそうですが、唯一背中を押してくれたのが演出家のテリー伊藤さんだったそう。

アメリカ行きを告げた野沢直子さんに向かって、「お前、それ、いいよ！」と大賛成してくれたといいます。

このことから、テリー伊藤さんとは今でも固い絆で結ばれているみたいですね。

野沢直子さんが当時本当にコメディアンとしてアメリカでやっていくつもりだったのかは分かりませんが、『井の中の蛙』状態から抜け出したい一心で決めたことだったのでしょう。

やっぱり破天荒でカッコいいです！