名前：大山のぶ代(おおやま・のぶよ)
本名：山下羨代(やました・のぶよ)

配偶者：砂川啓介(さがわ・けいすけ、本名：山下啓一)／1964年～2017年、死別

生年月日：1933年10月16日(2015年までは1936年生まれと公表していました)

俳優活動期間：1956年～2015年

声優活動期間：1965年～2015年

高校卒業後に劇団俳優座の養成所に入所し、役者を目指し始めた大山のぶ代さん。

当時の養成所は希望する人全員が卒業できる訳ではなく、「これ以上勉強しても伸びない」と思われてしまった人は「もう辞めなさい」と言われ退所せざるを得なかったんだそうです。

そうならないために、人一倍一生懸命努力を重ねた大山のぶ代さんは、その甲斐あって無事に養成所を卒業。

初めは声優としてよりも女優としての活動がメインで、テレビドラマや舞台などに出演していらっしゃいました。

そんな折、大山のぶ代さんの特徴のある声が注目され、洋画の吹き替え声優などの仕事がくるように。

NHKおかあさんといっしょの初代人形劇「ブーフーウー」では主人公のブーの声を担当していました。

アニメ声優としての活動をしばらくお休みしていた頃に、ドラえもんの声優としてオファーがかかったという大山のぶ代さんは、それまで読んだことのなかったドラえもんのコミックスを15冊購入。

一晩で読破した大山さんは、「これは大人が読んでも面白いSFだ」と感じ、引き受けることを決意したそうです。

それから実に四半世紀の長きにわたって、国民的アニメドラえもんの声を担当してきた大山のぶ代さん。

ドラえもんの声優を担当していた間は、それ以外の声優は一切行っていませんでした。

その事からも、いかに大山のぶ代さんがドラえもんを大事に思っていたかが伝わってきますね。

こちらがデビューした頃の大山のぶ代さん。
細面でシュッとして、ファッションセンスも抜群な感じがしますね。

正面から見た大山のぶ代さん。この写真を見た時は驚きました！
こんなパッチリ二重で鼻筋も通っていて、これはかなりの美人さんですよね…

でも声はガラガラ声なんですよね…

こちらはNHKの人形劇「ブーフーウー」のアフレコ現場のお写真です。
左端にいらっしゃるのが大山のぶ代さんですね。意外と背も高かったんだなということが分かります。

ちなみに真ん中にいる帽子をかぶった女性が若かりし頃の黒柳徹子さんであります。

俳優座の養成所時代の同期で、デビューが一緒だった女優の冨士眞奈美さんとのツーショット写真。

定かではありませんが、たぶん右側が大山のぶ代さんですよね。
うーん、可愛らしいお嬢さんという感じです！

一つ縛りの髪の毛にタートルネックというシンプルすぎる姿がこんなにさまになるのは、大山のぶ代さんが美人だから以外の何物でもありません。

いや、実際かなり美人だとは思いませんか？

砂川啓介さんとご結婚された時のお写真です。
とてもお綺麗ですね。

笑った顔は今の大山のぶ代さんと同じように思えます。

こちらは43歳(実際には3歳サバを読んでいるので46歳ということになります)当時の大山のぶ代さん。40代後半でこの容姿ならば十分綺麗ですよね。

1981年というとドラえもんを演じてまだ2～3年で、当時の声はやや高く、後期のドラえもんに比べると早口な印象。

やはりお年を召すにしたがってふくよかになって、身も心もドラえもんに近付いてきた…という風に感じますね。

おしどり夫婦として50年以上も連れ添った最愛の夫・砂川啓介さんが、癌により2017年に死去されました。

それ以前に大山のぶ代さんはアルツハイマー型認知症を発症し砂川啓介さんが介護をされていましたが、今度は砂川さん自身が病魔に襲われてしまい、自身の治療のために大山のぶ代さんを老人ホームに入所させたということです。