声優の給料の計算方法はランク制とよばれる制度に基づいて計算されます。

最初はどんな人でも新人扱いで「ジュニアランク」と呼ばれるランクで仕事をします。ジュニアランクの期間は3年で、作品一話につき15000円です。これは主人公だろうが脇役だろうが関係なく一律のものです。

声優の年収は知名度や仕事の量によって非常に差があり、年収数千万の方から100万円にも満たない声優もいます。
そんな年収の少ない新人の声優などはアルバイトを掛け持ちして仕事をしていることも結構多いようです。

2003年頃にサザエさんの波平さんの声優だった永井一郎さんが、年収たった164万円だったと告白し、声優の権利を訴える裁判を起こしました。その時永井さんは勝訴し、声優の権利が向上しました。

この時の裁判が功を奏してか有名な声優になると芸能人と同様に交渉によって給料が決められるようになりました。ランクはノーランクと呼ばれるランクになります。

野川さくらさんは1978年生まれ。声優や司会者、歌手などで活躍しています。
1999年から声優として活躍しているので声優としてのキャリアは18年ぐらいになります。
推定年収は800万円です。

水樹奈々さんは声優業のほかに歌手やラジオパーソナリティー、ナレーター、作詞家、タレントとして活動しています。
お父さんに演歌歌手になる夢を託され演歌歌手になるための訓練を受けていたため歌唱力に定評があり、2007年の声優アワードでも歌唱賞を受賞しています。そして同年に発売されたアルバム『GREAT ACTIVITY』は初登場2位を記録しています。これは声優として最高記録です。

水樹さんの代表作は「NARUTO」の日向ヒナタ、「ハートキャッチプリキュア!」の花咲つぼみ（キュアブロッサム）、代表曲は「深愛」、「ETERNAL BLAZE」、「Synchrogazer」などです。

田村ゆかりさんは1976年生まれですが自称「永遠の17歳」です。
声優業のほかに歌手やラジオパーソナリティーなどの活動で有名です。
声優として幅広い役柄を演じ、ツンデレキャラから熱血キャラ、エリートや無口などの役柄をこなしてきたことで有名になりました。
「ゆかり王国」という王国を建国したことでも有名です。ゆかり王国は「ゆかり姫」による独裁国家です。ゆかり姫の国民は統率感のあるコールをすることで有名です。