AKB48だけでなくアーティストを志す者全てのゴールでもある「レコード大賞」。数多くの評価基準によって、いわばその一年で一番売れた楽曲とグループを決定するもの。この賞を獲得することはアーティストにとってこの上ない幸せとも言える。

AKB48はこれまで2度大賞に輝いている。

普段のテレビ番組での披露とは違い、生放送、そして1年の集大成でもあるレコード大賞での楽曲発表はメンバーたちの気合の入りが違う。ダンス、表情全てがこれまでのテレビ番組とは違い、彼女たちの気合が感じられる。

前田敦子センターの2011年に発売された「フライングゲット」がAKB48にとって初めてのレコード大賞受賞。2011年といえば、まさにAKB48黄金時代。前田敦子、大島優子、篠田麻里子など名だたる人気メンバーをそろえ国民的アイドルの名にふさわしい活躍をした1年であった。

楽曲のテンポ、ノリも非常に良く未だこのフライングゲットを好きと語るファンも多い。コンサートでは必ずと言っていいほど採用されている。

売上枚数だけでいうとAKB史上一番売れた楽曲でもある「真夏のSounds good！」。総選挙の投票券が入れられた楽曲ということもあり、売り上げが伸びた。

前田敦子のAKB48としての最後のシングル曲でもある。売れた枚数がダントツであっただけにレコード大賞受賞は必然であっただろう。