鮫島彩さんは、高校卒業後に東京電力マリーゼに入団しました。

その後、アメリカ合衆国、フランスリーグ、国内チームへと移籍を経て、現在はINAC神戸レオネッサで活躍しています。

U-18より日本代表チームに選出され、なでしこジャパンとしては、2011年FIFA女子ワールドカップで金メダルを獲得しています。

2012年ロンドンオリンピックでは銀メダルを獲得。

鮫島彩さんは、小学1年生のときに、近所にあった女子サッカーチームに所属しました。

この頃は、サッカーというより鬼ごっこをしているような雰囲気に、楽しそうだと思い入部を決めたそうです。

その後、小学5.6年生の時にジュベニールの全国少年少女サッカー大会で優勝し、二大会連続で最優秀選手に輝きました。

中学校の部活では、テニス部に所属し、サッカーチームと掛け持ちをして活動していました。

この頃は、サッカー選手になりたい、という思いはなかったそうです。

しかし、後に日本女子代表となる安藤梢選手も在籍していた地元クラブ「河内SCジュベニール」に所属した鮫島彩さんは、監督の阿満憲幸さんの指導を受けるとその頭角をめきめきとあらわしはじめました。

その後U-15の代表選手に選ばれ全国大会に出場。

鮫島彩さんの実力が認められ、宮城県仙台市にある常盤木学園高等学校にサッカー留学しています。

この常盤木学園高等学校の女子サッカー部は、全国高校女子最多の計17回の優勝を果たす女子サッカーの強豪校として有名な学校です。

高校部活動の大会とは別に、日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)のチャレンジリーグ(3部相当)にも参加するほどの、実力のある学校です。

鮫島彩さんは、この学校で1年生からレギュラーに起用されています。

第14回全日本高等学校女子サッカー選手権大会では背番号10を背負い準優勝を経験しました。

高校時代は、MFのポジションでスピードのあるドリブルを得意としています。

8度の全国大会出場だけでなく、3度の準優勝を経験した鮫島彩さんは一躍注目を集めることとなり、U-18で初めて日本代表に選ばれました。

これほど活躍していた鮫島彩さんですがこの時は、母親と同じように「看護師になりたい」という思いがあったそうです。

そのため、代表選手の練習に行くのがとても嫌だったそうです。

また、サッカーに対してそれほど前向きではなくレベルの高い練習や、チームでプレーすることを本人は望んでいなかったそうです。

しかい、高校を卒業した鮫島彩さんは大学へは進学せず、東京電力女子サッカー部マリーゼに加入します。

このチームでは、プロ契約をしていなかったので東京電力福島第一原発で事務員の仕事をしながら、女子サッカーチームで活躍していました。

過去に鮫島彩さんが所属していたチームはこちらです。
・東京電力マリーゼ
・ボストン・ブレイカーズ
・モンペリエHSC
・ベガルタ仙台
・INAC神戸レオネッサ

鮫島彩さんの実家は、栃木県宇都宮市にあると考えられます。

詳しい場所や住所を確認することは、できませんでしたが鮫島彩さんのインスタなどをみると実家から送られてきた宇都宮餃子を食べる様子や、実家で鮫島彩さんの応援をする姿などが投稿されています。

鮫島彩さんの家族構成は、ご両親と二人の兄と鮫島彩さんの５人家族です。

鮫島彩さんのお父さんは会社員で、お母さんは看護師をしています。

鮫島彩さんは、前にもお話したように高校生まではお母さんと同じ看護師を目指していました。

しかし、高校卒業の際に悩んだ結果、サッカー選手になることを選びました。

鮫島彩さんは、幼稚園の頃まで家の中でおとなしく折り紙で遊んでいるような女の子だったそうです。

鮫島彩さんの父親は、鮫島俊裕さんで、会社員を務めながら栃木県にある女子サッカーチーム「河内SCジュベニ―ル」の代表も務めています。

鮫島彩さんは小学1年生のときから、このジュベニールでサッカーを始めています。

同じチームには、当時小学6年生だったの安藤梢さんも所属していました。

父、俊裕さんの教育方針は、「自分で自分の道を決めさせること」だと言います。

鮫島彩さんが進路などで悩んでいたときも、相談をされれば話は聞くそうですが「最終的に決めるのは本人だ」と常に鮫島彩さんにも伝え続けてきたそうです。

自分で決めたことに責任を持ってほしかったのかも知れませんね。

自分の意思で決めてサッカーを続けることで、鮫島彩さんは強い目標を持ち世界一の舞台に立つまでに成長していったのでしょう。

鮫島彩さんの母親は、鮫島佳代子さんです。

鮫島彩さんの母親は、看護師として仕事をしています。

鮫島彩さんは、東日本大震災の時に、お母さんへ「うちらはこのまま合宿してていいのかな？？おかしくない？？」というメールを送ったそうです。

この時のメールに、お母さんがどのような返信をしたのかはわかりませんでしたが、きっと前向きなエールを送ったことでしょう。

その後、鮫島彩さんは気持ちを前向きに変えワールドカップ制覇の原動力となっています。

鮫島彩さんが、母親の手料理で特に好きなものは、「人参のグラッセ」や「卵焼き」だそうです。