フィギュアスケート選手として活躍された荒川静香さん。5歳のときに遊びに行った勝山スケーティングクラブで、同年代の子どもが上手に滑るのをみて興味を持ったことがきっかけとなり、「ちびっこスケート教室」に入会。

小学校から本格的にスケートを始め、天才少女として有名になります。1998年には長野オリンピックで13位、2004年には世界選手権で優勝しました。この2004年のドイツ・ドルトムントで、3回転を連続で決めるコンビネーションジャンプを披露。技術点で満点となる6.0を獲得しています。

そして、2006年にはトリノ冬季オリンピック女子シングルに出場。ショートプログラム、フリーの演技ともに自己ベストの得点で、アジア勢初の金メダルを獲得しました。このとき披露した得意技、「イナバウワー」が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

荒川静香さんは、2006年5月にアマチュアからの引退を表明し、プロスケーターへ転向。会見の席で、「今後は自身の演技力の向上やスケート界を広くサポートしていきたい」と語られました。2007年4月には、小学校から高校まで練習拠点としていた「アイスリンク仙台」でスケート教室を開きます。

2012年9月には、史上最年少の30歳で日本スケート連盟の理事に就任。翌年2013年には外科医のご主人と結婚され、2014年に長女、2018年に長男を出産されています。

ちなみに、長女の出産後たった1ヶ月で、グランプリファイナルの解説者として仕事に復帰されたというのには驚きです。2021年3月には、復興推進委員会委員に就任されました。

荒川さんの出身小学校は、宮城県宮城郡にある、利府町立しらかし台小学校です。

荒川静香さんは、1歳4カ月のときに仙台市に移住しました。

幼少期は水泳、体操、書道、そろばん、ピアノなど様々な習い事に取り組んでいました。
3歳から始めた水泳では、6歳までに全泳法を覚えたそうです。

小学校は、仙台市立台原小学校に入学し、5年生まで在籍。10歳のときに宮城県宮城郡利府町に移り、利府町立しらかし台小学校に転校し卒業しました。

荒川静香さんが本格的にフィギュアスケートを始めたのは小学校入学後。小学1年生のとき、オレンジワン泉（現・アイスリンク仙台）のスケートクラブ「泉DLLアカデミー」に入会し、なんと3年生で3回転ジャンプを習得したというのには驚きです。

6年生のときに全日本ジュニア選手権に初出場し、7位となっています。

荒川静香さんの出身中学校は、利府町立しらかし台中学校。

中学1年生のときに、5種類の3回転ジャンプをマスター。1994年に初めての国際大会であるトリグラトロフィーに出場し、優勝しています。

さらに、1994年から1996年にかけて、全日本ジュニア選手権で史上初の3連覇を果たし、注目を集めます。

1996年、中学3年生のときにシニアの第65回全日本選手権に特例出場し、村主章枝さんに次いで2位に入りました。

ちなみに、利府町に約10年間住んでいた縁から、利府町の観光大使にも就任されています。

荒川静香さんの出身高校は、宮城県仙台市青葉区小松島にある東北高等学校。男女共学の私立高校で、偏差値は39~59ほど。県下では、アイスホッケーやフィギュアスケートが盛んなことで有名な学校です。

1997年にジュニアからシニアに移りました。第66回全日本選手権でライバルの村主章枝さんらと競り合い、高校1年生で初優勝し、1枠しかない1998年長野オリンピックの代表の座を勝ち取ります。

長野オリンピックでは、SPでフリップがダブルとなり、14位。フリーではルッツが2回とも2回転と失敗し、総合で13位に終わりました。

荒川静香さんは、早稲田大学教育学部を卒業。偏差値68ほど。

自己推薦入試で進学し、初めて親元を離れ東京での生活を始めます。卒業論文は、「スポーツとマスコミの考察」。

元々マスコミが苦手でしたが、研究することで取材する側の気持ちが理解できるようになったと話されています。2004年に大学を卒業し、東京都のプリンスホテルに所属。