レスコアリング（prescoring）の略で、セリフや音楽、歌を先行して収録する方法。アニメーションの場合は、収録されたセリフや音楽に合わせて絵を描き、作成を行います。これはミュージカル映画でも良く使われる手法です。

将来に向かっている友人を、本来ならば応援するはずなのに、なぜ寂しい表情をしているのでしょうか。

都会で生活を送り、OLとして忙しい日々を送っていたタエ子。山形県の高瀬地区に過去の自分を連れてきたのも、現実である都会の生活から逃げたいという気持ちがあったのではないでしょうか。

そして田舎での生活とトシオに惹かれ、自分で未来を決めていくタエ子。そこに過去の自分はいないのです。

過去の自分に取り憑かれていたタエ子ですが、いよいよ小学5年生の自分に別れを告げ、前に進む準備ができます。

前を向いて進み、自分たちの姿を去っていくタエ子を見て、子供達はどこか悲しい表情をしているのでしょう。

今回は大人から支持の高いジブリ作品『おもひでぽろぽろ』の都市伝説や声優たちについてお届けしました。

『おもひでぽろぽろ』はセリフをナチュラルに見せるためにアニメに声を合わせずに、先に声を録音して、後でアニメを作る手法（プレスコ）を採用したとのこと。

声優については主役のタエ子を今井美樹さんがやるということで話題にもなりましたね。

未来を自分で決めていく大人になった自分、そして夢を持っていた過去の自分、大人になってから『おもひでぽろぽろ』を見ると、自分を見つめ直すきっかけになるかもしれませんね。