遠野なぎこさんは、3度目の結婚はわずか2週間で離婚となっています。3度目の正直、とはいかなかった遠野なぎこさんですが、その後も新恋人ができては別れるというのを繰り返していました。

遠野なぎこさんの母親は、遠野なぎこさんに暴力や暴言を吐き虐待をしていました。しかし、遠野なぎこさんがドラマやCMに出演したときだけは褒めてくれたそうなんです。遠野なぎこさんは母の愛情が欲しいがために芸能活動をしていたということですね。

遠野なぎこさんの母は、「ラブホに行ってくるから弟たちの面倒よろしく」といい、頻繁に男性とでかけていたようです。また、男性から経済的な援助もしてもらっていたそうです。自分が悲劇のヒロインになることが楽しい、所謂メンヘラな女性だったといいます。

遠野なぎこさんが離婚した理由として、浮気癖が治らなかったことがありました。２度目の離婚では、離婚した次の日には既に違う男性とデートをしていたとの報道もありました。しかし、もう一つの理由として、摂食障害があったようです。

結婚生活が始まっても、摂食障害は治らず、過食嘔吐を繰り返していたという遠野なぎこさん。一日に５回ほど嘔吐をくりかえしていたようです。確かにこれが毎日続くとなると、結婚生活どころではなくなってしまいますね。

当時思春期で太りやすい時期だった遠野なぎこさん。しかし、女優業をするには痩せなければならなかったそう。そんなとき母親に相談した遠野なぎこさんは、「吐けば痩せる！白湯を飲むと吐きやすい。吐き終わるまでトイレの前で待っててあげる」と、無理やり吐くことを強制されたそうです。これがきっかけで、摂食障害になってしまいました。

実は、遠野なぎこさんの母親も摂食障害を患っていたようです。摂食障害の辛さを分かっていながら吐けば痩せることを娘に教えるとは、普通の母親ではあり得ないことですね。

20代後半から母親とは絶縁状態だったという遠野なぎこさんですが、2022年5月に母親が自死していたことを2023年に明かしています。自身を苦しめてきた母親からようやく解放され、一時は主治医の先生にも「呪いが解けたんですね」と言われるくらい摂食障害の症状が良くなったそうです。しかし、しばらくすると症状が戻ってしまったといいます。

遠野なぎこさんは、2025年4月末に映画「渇愛」の舞台あいさつに出席しました。摂食障害に苦しむ少女の葛藤と再生を描いた作品ということで、ゲストとして登壇した遠野なぎこさんは、摂食障害の苦しさを訴え「死ぬまで闘いたい」と涙を流しながら語っていました。

しかし、これが遠野なぎこさんにとって最後の公の場となってしまいました。