クルム伊達は２月に左膝の内視鏡手術を受けたが、膝の状態が想定していた以上に悪く「自分自身でいつ答えが出せるのか？決断するために何が必要なのか？何が最良の選択なのか？」と苦悩の日々が続いており、再手術を決断。

神戸大学付属病院で、大腿骨、脛骨の両軟骨損傷による骨軟骨移植と軟骨再生を促すマイクロフラクチャーという手術と半月板の縫合を行った。

「術後はまったく動かない腫れあがっている膝は、前回とは見た目も違いそれなりに大きな手術だったことは感じずにはいられなかったです。」と手術を振り返ったクルム伊達。

　女子テニス元世界ランク４位の伊達公子（４６）＝エステティックＴＢＣ＝が３日、復帰の一歩を踏み出した。ツアー下部大会カンガルーカップ（岐阜・長良川テニスプラザ）シングルス１回戦で世界ランク１３６位の朱琳（２３）＝中国＝に２―６、２―６で敗戦。１年４か月ぶりの公式戦で「やっとスタートラインに立てた。勝負に勝てる可能性を感じられた」と手応えを口にした。

　充実の１時間７分だった。超満員約２８００人から温かい拍手でコートに迎えられ、最初のゲームをブレイク。「カモン！」の雄たけびも出た。先月のエキシビションマッチ後、２度水を抜いた左膝は終盤、踏ん張り切れず、左右の切り返しが思うようにいかない。それでも「自分でゲームをつくってテニスができていた。課題はいっぱいあるが、それはプラス」とどこまでも前向きだ。

自身の公式ブログで「２人で長い時間をかけて話し合い、これからは別々の道を進むことを決めました。１６年間共に過ごしてきた中で、２人の人生に変化が出てきたことにいつしか気づき、この先のまだまだ長い人生を考えると、別々の道を歩むことがいいのではないかという結論に至ったのです」と理由をつづった。

　テニスプレーヤーのクルム伊達公子が監修するベーカリーストア「フラウクルムブレッドアンドコーヒー（FRAU KRUMM BREAD ＆ COFFEE）」が8月4日、恵比寿にオープンする。プレッツェルやカイザーロールなどドイツで馴染みのあるパンのほか、自身が厳選した豆を使った淹れたてのコーヒーを提供する。

　渋谷川沿いの路地に立地する「フラウクルム」は、自身のヨーロッパで体験から着想し、焼きたてのドイツパンと淹れたてのコーヒーをリラックスして楽しめるショップとして展開。パンはドイツ産のビオ小麦やライ麦を取り入れ、ブレッツェルやブロート、スタンゲン、カイザーロール、ラウゲンを染み込ませたクロワッサン、サンドウィッチなど本場の味わいを再現する。コーヒーは「東京で本当においしいコーヒー店10選」に選出された「堀口珈琲（HORIGUCHI COFFEE）」とともに、クルム伊達公子が厳選した豆を使用。オリジナルブレンドコーヒーのほか、オレンジジュースを販売する。

離婚してクルムさんではなくなった今、オープンから2ヶ月で違和感のある名前になってしまった。

「名前は変えません」

そこでしらべぇ取材班はさっそく店舗に行き、「名前はどうするんですか？」と直接質問。

すると、

「店名は変わりませんよ」

とさらりと回答。今日だけでもかなり聞かれているのかもしれない。